この記事でわかること
- ネパール旅行の費用内訳
- 航空券とビザの最新相場
- ホテル・宿泊費の目安
- 現地での食事・交通・観光費
- ツアー・ガイド・専用車の料金
- トレッキング費用と許可証
- 節約術と予算の立て方
ネパール旅行の費用を計画する際、まず大きく分けて「航空券・ビザ」「ホテル・宿泊」「現地費用(食事・交通・観光)」「ツアー・ガイド・専用車」「トレッキング費用」の5つの項目を把握すると予算が立てやすくなります。2026年現在、日本からカトマンズへの往復航空券は約15万円〜25万円程度、ビザは15日間で約5,000円、30日間で約8,000円が相場です。ホテルはタメル地区のゲストハウスで1泊約2,000円〜、3つ星ホテルで約7,000円〜、5つ星ホテルで約15,000円〜となり、食事は地元食堂で1食300円〜、観光客向けレストランで1食1,000円〜3,000円程度です。現地交通はタクシーが安価ですが渋滞が激しく、長距離移動では専用車や国内線の利用が時間効率を高めます。
1. 航空券とビザ・入国費用の最新相場
ネパールへの航空券は、成田・羽田・関西空港からカトマンズ(トリブバン国際空港)までの往復で、燃油サーチャージ込みで約8万円〜15万円が2026年の相場です。エアアジアやタイ国際航空などを利用した経由便が一般的で、直行便はありません。予約時期やシーズンにより変動が大きく、春(3月〜5月)や秋(10月〜11月)のピークシーズンは高め、モンスーン期(6月〜8月)や冬(12月〜2月)は比較的安価に設定される傾向があります。
ビザは到着時にカトマンズ空港で取得する方法が最も一般的です。2026年現在の料金は、15日間が約5,000円(30米ドル)、30日間が約8,000円(50米ドル)、90日間が約12,000円(125米ドル)程度です。パスポートの残存有効期間が6ヶ月以上必要で、査証欄の余白も1ページ以上確保しておく必要があります。事前にオンラインでeビザを申請することも可能で、到着後の手続きをスムーズに進められます。

2. ホテル・宿泊費の目安と選び方
カトマンズの宿泊費は、エリアやホテルのランク、そして旅行シーズンによって大きく変わります。バックパッカーに人気のタメル地区では、ゲストハウスやホステルの個室で1泊約3,000円〜5,000円程度が一般的な目安となっています。以前より全体的に価格は上昇しており、立地や清潔さの良い宿泊施設ほど料金も高くなる傾向があります。
中価格帯の3つ星〜ブティックホテルでは、1泊約10,000円〜18,000円程度が現在の相場です。快適な客室に加え、朝食付きや空港送迎サービスなどが含まれるホテルも多く、バランスの良い滞在が可能です。
ハイアットリージェンシーやマリオットなどの5つ星ホテルでは、1泊約15,000円〜25,000円以上が一般的な価格帯ですが、繁忙期(10月〜11月、3月〜4月)にはさらに上昇し、デラックスルームでは20,000円〜40,000円程度になることもあります。
ポカラやチトワンではカトマンズよりやや安い傾向がありますが、近年は観光需要の増加により価格差は縮小しています。レイクサイドのリゾートホテルでも1泊8,000円〜15,000円程度で快適に滞在できる施設が多くあります。
トレッキング中の宿泊は、基本的にティーハウスと呼ばれる山小屋を利用します。1泊あたり約800円〜2,500円程度が一般的ですが、標高が上がるにつれて設備はよりシンプルになります。
標高3,500m以上のエリアでは、温水シャワーやWiFiは有料または利用不可となる場合が多く、自然環境に合わせたシンプルな滞在スタイルになります。
一方でラグジュアリートレッキングでは、イエティ・マウンテン・ホームなどの高級ロッジを利用するプランもあり、1泊約8,000円〜20,000円程度が目安です。暖房設備や質の高い食事が提供され、山岳地帯でも快適に過ごすことができます。

3. 現地費用:食事・交通・観光の実際の料金
ネパールの物価は日本と比べると全体的にかなり安いですが、実際の費用は「どのレベルの店やサービスを選ぶか」によって大きく変わります。ローカルな食堂や観光客向けレストラン、高級店ではそれぞれ価格帯がはっきり分かれています。
食事については、地元の食堂「ボジャナラヤ」などでは、ダルバート(カレー定食)が約400円〜700円程度、モモ(蒸し餃子)は約150円〜300円程度で気軽に食べることができます。しっかりしたローカル食でも十分満足できる内容で、コストを抑えたい旅行者に人気です。一方で、観光客向けのカフェやレストランでは、1食あたり約1,200円〜3,500円程度が目安となり、メニューや雰囲気も含めて快適に食事を楽しむスタイルになります。高級レストランではサービス料10%とVAT13%が加算されるため、「Net」や「++」表示があるか事前に確認しておくと安心です。
交通費は、カトマンズ市内ではタクシーが基本的な移動手段となっており、1マイル(約1.6km)の目安料金は約400ルピー〜600ルピー(約450円〜700円)程度です。ただし観光客にはやや高めの料金を提示されることもあるため、乗車前の確認や配車アプリの利用が安心です。ローカルバスは約30ルピー〜60ルピー(約30円〜70円)程度と非常に安価ですが、混雑や遅延が多く、地元の生活感を体験する移動手段といえます。
都市間移動では、カトマンズからポカラまでの観光バスが約2,500円〜5,000円程度で、座席の快適さやバスの種類によって価格が変わります。国内線は近年の需要増加によりやや値上がりしており、約18,000円〜30,000円程度が一般的な目安です(フライト時間は約25分)。また、エベレスト遊覧飛行は約40,000円〜50,000円程度で、天候保証や窓側席確約などのオプション付きプランもあります。
観光地の入場料も年々少しずつ見直されています。カトマンズ・ダルバール広場は約1,200円〜1,800円程度、スワヤンブナートは約300円〜500円程度、ボウダナートは約500円〜800円程度、パシュパティナートは約1,000円〜1,500円程度、バクタプルは約1,800円〜2,500円程度が現在の一般的な相場です。
全体として、ネパールは予算に応じて「かなり節約もできるし、快適にも過ごせる」旅行先であり、選ぶスタイルによって旅のコストは柔軟に調整できるのが特徴です。

4. ツアー・ガイド・専用車の料金と選び方
ネパールの観光ツアーは、大きく分けて「グループツアー」「プライベートツアー」「個人手配」に分類できます。2026年現在、現地発着の日本語ガイド付きプライベートツアーで、専用車と専用ガイドが付くプランは、1名様から催行可能な場合が多く、8日間のネパールハイライトツアーで約378,000円〜538,000円、7日間のヒマラヤ眺望ホテルとハイキングコースで約388,000円〜708,000円が相場です。これらには通常、ホテル宿泊費、朝食、専用車、日本語ガイド、空港送迎が含まれます。
専用車のみを手配する場合、カトマンズ市内の半日観光で約5,000円〜8,000円、カトマンズ〜ポカラ間の長距離移動で約15,000円〜25,000円程度です。日本語ガイドの1日料金は約8,000円〜15,000円、英語ガイドは約4,000円〜8,000円が目安です。ガイド付きの日帰りツアー(例:バクタプル半日観光)は約10,000円〜15,000円程度で手配可能です。
10日間のクラシックネパールツアー(カトマンズ・ポカラ・チトワン)の相場は、スタンダードプランで約800ドル〜1,200ドル(約12万円〜18万円)、ラグジュアリープランで約1,500ドル〜3,000ドル(約22万円〜45万円)程度です。格安パッケージでも500ドル〜800ドル(約7.5万円〜12万円)で参加できますが、移動時間が長く、ホテルや食事の質が簡易的になる傾向があります。

5. トレッキング費用:許可証・ガイド・ポーター・ロッジ
ネパールのトレッキング費用は、ルート、日数、サービスレベルによって大きく変わります。2026年現在、エベレストベースキャンプトレッキング(14〜16日間)のスタンダードプランは、お一人様約1,550ドル〜2,500ドル(約23万円〜37万円)が相場です。これには、カトマンズ〜ルクラ間の往復航空券、トレッキング許可証、ガイド・ポーター費用、山小屋での食事・宿泊が含まれます。ラグジュアリープランでは、カトマンズの5つ星ホテル4泊、高級ロッジ、専属ガイド、ポーターサポートが含まれ、約3,840ドル(約57万円)から利用可能です。
アンナプルナベースキャンプトレッキング(7〜10日間)は、約900ドル〜1,500ドル(約13万円〜22万円)が目安です。アンナプルナサーキット(14〜21日間)は約1,200ドル〜2,000ドル(約18万円〜30万円)、ランタン谷トレッキング(7〜10日間)は約700ドル〜1,200ドル(約10万円〜18万円)程度です。日本の旅行会社が企画するツアーでは、アンナプルナ内院トレッキング13日間が約588,000円〜628,000円、エベレスト街道パノラマビュートレッキング13日間が約568,000円程度が設定されています。
許可証費用は、TIMSカードが個人トレッカーで約2,000ルピー(約2,100円)、ガイド同行のグループで約1,000ルピー(約1,100円)です。国立公園・保護区入域許可証は1つ約3,000ルピー(約3,200円、VAT込みで約3,390ルピー)が必要です。エベレスト地域では、サガルマータ国立公園許可(約3,390ルピー)とクンブ・パサン・ラム地方自治体許可(約2,000ルピー)の2つが必要で、TIMSカードは不要です。制限区域(アッパー・ムスタン、マナスルなど)の許可証は別途必要で、ピークシーズンの最初の7日間は約100ドル(約15,000円)からとなります。
ガイドの1日料金は約4,000ルピー〜6,000ルピー(約4,200円〜6,300円)、ポーターは約3,000ルピー〜4,000ルピー(約3,200円〜4,200円)が相場です。現在、ほとんどのトレッキングルートで単独トレッキングは禁止されており、公認ガイドの同行が必須となっています。

6. 節約術と予算の立て方:無理なく楽しむコツ
ネパール旅行の予算を上手に管理するためには、いくつかの重要なポイントがあります。まず航空券については、出発の2〜3ヶ月前に予約するのが最もコストパフォーマンスが良く、比較的安定した価格で購入しやすくなります。一方で、ネパールのピークシーズンである3月〜5月(春)と10月〜11月(秋)は需要が集中するため、同じ航空券でも20〜35%ほど高くなる傾向があります。
そのため、スケジュールに余裕がある場合は、あえて6月〜8月(モンスーン)や12月〜2月(冬)に時期をずらすことで、旅行全体の費用を30〜50%ほど抑えられるケースもあります。ただしモンスーンシーズンは雨によるフライトの欠航や遅延が発生しやすく、トレッキングでは山の視界が悪くなる日もあるため、この点は事前に理解しておくことが大切です。
宿泊費については、カトマンズのタメル地区にあるゲストハウスや中価格帯のブティックホテルを中心にしながら、5つ星ホテルは記念日や特別な滞在日に限定する「使い分け」が現実的で効果的です。
食事は、地元の食堂と観光客向けレストランをうまく組み合わせることで、コストと体験のバランスが取れます。例えば朝食はホテル、昼食は軽めのローカルフード、夕食はネパール料理を楽しむスタイルにすると、無理なく節約しながら現地の食文化も満喫できます。
移動に関しては、カトマンズでは配車アプリPathao(バイクタクシー)の利用が非常に便利で、短距離であれば約160ルピー(約170円前後)と非常に安価です。渋滞の多い市内では、車よりも早く移動できる場面も少なくありません。
ツアーやトレッキングについては、専用車とガイドを組み合わせたプライベートツアーでも1名から催行可能なケースが多く、グループで参加すれば1人あたりの費用はさらに抑えられます。トレッキングはスタンダードなティーハウス宿泊を基本にし、必要な日だけラグジュアリーロッジへアップグレードする方法が、費用面でも満足度の面でもバランスの良い選択です。
また海外旅行保険は必須であり、特にトレッキングを含む場合は高度6,000mまでカバーされるプランを選び、緊急時のヘリコプター搬送が含まれているかどうかも事前に必ず確認しておく必要があります。
最後に全体の予算目安として、航空券込みの3泊5日カトマンズ観光は約15万〜25万円、7日間のカトマンズ・ポカラ・チトワン周遊は約20万〜35万円、10日間のトレッキング込みツアーは約30万〜50万円、エベレストベースキャンプ14日間は約35万〜60万円が、2026年時点での現実的な相場となります。

まとめ:目的に合わせた予算でネパールを満喫する
ネパール旅行の費用は、旅行スタイルによって大きく変動しますが、基本的には「航空券+ビザ」「ホテル」「現地費用」「ツアー・ガイド」「トレッキング費用」の5項目を把握すれば、無理のない予算が立てられます。バックパッカーなら1日約4,000円〜6,000円、スタンダードな旅行なら1日約15,000円〜20,000円、ラグジュアリーな旅なら1日約40,000円〜60,000円程度が目安です。
初めてのネパール旅行では、現地での交渉や手配に時間を取られるより、信頼できる現地旅行会社で専用車とガイドを手配したプライベートツアーを選ぶと、予定外の出費を抑えられ、旅の質も安定します。特にトレッキングは、許可証手配、ガイド・ポーター手配、緊急時の対応をプロに任せることで、安全かつ充実した山旅が実現します。Nepal Travel Guideでは、ご予算とご希望に合わせたカスタマイズ可能なネパール旅行プランをご提案しています。







関連キーワード
旅行の日数・費用・ホテル・移動で迷っている方へ
ネパール旅行を日本語で相談できます
無料相談するOTHER ARTICLES
他の記事も読む
旅行ガイド ・ 2026.05.053日間で巡るカトマンズ世界遺産7選|ネパール文化観光モデルコース8分で読める
旅行ガイド ・ 2026.05.07ネパール旅行で気をつけること|初めて行く前に知っておきたい注意点8分で読める
ネパール旅行 ・ 2026.05.12チトワン国立公園完全ガイド|サファリ・野生動物・ベストシーズン・観光情報を徹底解説8分で読める
トレッキング ・ 2026.07.10高山病(AMS)完全対策ガイド|ネパールトレッキングで安全に楽しむ順応術14分で読める
トレッキング ・ 2026.07.10アンナプルナ・ベースキャンプ(ABC)トレッキング完全ガイド|ルート・日数・費用・ベストシーズン12分で読める